「キャプテン・キッド」バロン吉元

(週刊少年サンデー 75/3/23 12号 小学館、1975年)

時は30世紀。遥か超光速の旅から、奇跡の生還を遂げた宇宙飛行士キャプテン・キッドが10世紀振りに降り立った地球で見たものは、謎の水棲ミュータントに海を支配され、絶滅に瀕した人類の姿だった。長年の科学依存ですっかり体力が衰え果てた人類ではミュータントとの生存競争に敗れるしか無い、と考えた地球連合の指導者層は、キャプテン・キッドに人類の未来を託すのだった。

キャプテン、ごきげんです。

という粗筋からも判るように、海洋冒険物風味の「バックロジャース」ってなお話。
キッドは、帯電する事で常人離れした力が発揮できる特異体質、という設定で、ロボ娘さんは彼に充電するのが役目のワンダーウーマン風ロボ「ビーナス」(+極)と、中華風ロボ「雷雷(らいらい)」(-極)の二人。
出番は少なめですが、キッドのピンチを救う見せ場はあるし、けっこうイイ感じのキャラ立ちをしていて好印象です。


データベーストップにもどる/インデックスに戻る