MEGA MAN

The Biginning

UAV ENTERTAINMENT 製作

おなじみ、カプコンの青坊主ロックマンが、海を渡ってTVアニメになった!
ビデオは3本程リリースされた模様ですが、現在絶版中。

OPより。…衝撃的っつーか、誰よ!?

オープニング

アメリカには、日本では公開されていない「日本のキャラを使ったアニメ、特撮」というのが割とありまして、有名な所では「ソニック」のTVシリーズとかハンナバーバラ版の「ゴジラ」アニメとか「VRトルーパー」とかあるんですが、当ページとして避けては通れないタイトルそれが「MEGA-MAN(ロックマン)」です。絶版ビデオだったのですが駄目もとでアマゾンに出しておいた注文で、デッドストックの入手が出来ました。ロボ的な見所を中心にその…何と言うか…衝撃的な中身を大引用大紹介!!著作権的にはどうなんでしょう!!

デザインはともかく、メカっぽさをフューチャーしていて、
良く動くカッコイイ OPです。たぶんここは日本産だと思われます。

ロールさん。左手が変型します〜(後述)。
ところで僕のロールちゃんはどこ?どこ〜?

ところで、ビデオ安売り王やその類似店で、ディズニーの丸パクリ&ヘタレ風味横溢の、怪しい「ヘラクレス」や「アラジン」を見かけた事はありませんか?この「MEGAーMAN」の製作はそれらの製作元(多分)、UAVエンターテイメントです。ビデオを走らせるとそれらのCMが連発で挿入されており、本編開始前から観る者を無用に不安にさせます。

オープニングの出来は割と良ろしいのですが、やはり6頭身&マッチョなキャラクター達にはどうにも違和感が拭えません。要するに「メガマンはヒーロー→ヒーローは強い→強いやつはマッチョ」という、実にアメリケン・メソッドな思考の帰結な訳ですが。本編でもレギュラーのカットマン、ガッツマン、アイスマン、エレキマン、ボンバーマン辺りが顔見せ、ライバルキャラ扱いのブルースと周り込みながら一騎討ち、心配そうなロールさん(さん…だよなあ)が胸の前で手を組んで、と王道な構成。

主題歌はあちらオリジナルで、ただ「メガマン」を連呼するよーな、脳の構造が単純なお子さまにも覚えやすい「パワーレンジャー(1st)」パターンの曲。



「The Biginning」

収録1話目、多分1話。

オープニングに比較すると随分ヘナナな絵と演出ですが、まあ日本で観る事のできるアメリカのアニメの平均(ただし、GIジョーとかトランスフォーマーとかキャプテンプラネットの)位の質と考えていただくと参考になるでしょう。

Dr.ワイリーの急襲を受ける空港(理由は良く判らないが、大した事じゃない事は確実)。警備陣を物ともせずに破壊活動を続ける、ワイリー配下のロボットたち。Dr.ライトに要請が下り、出撃したメガマンは、敵ロボットをその能力を奪いながら次々と撃破していく。しかし、ライバルのブルースとの戦闘に気を取られている隙に、カットマンが落としたモノレールの橋梁の下敷きになってしまう。ロールさんに危機一髪の際は救われるものの大きなダメージを負ってしまい撤退を余儀無くされる。

修理されている最中、メガマンは自分が造られた時の事、ロールさんやまだワイリーに奪われていなかったDRナンバー達に出会った時の事を思い出していたのだった(回想シーン)。

修理が完了したメガマン、すっかり占領されてしまった空港に向かい今度はあっさりと勝利する。「おぼえておれ〜今度こそは貴様の最期じゃ〜!」と(何と言っているかは判りませんが絶対そんな事を)捨て台詞して逃げ去るDr.ワイリー。終。

という、まぁ状況説明やキャラクター紹介編として過不足のない、悪くゆーとどこまでも凡庸な1話でした。

ロールさんのロボなシーンは、初対面時のスイッチONシーンとか、メガマンを被う巨大な瓦礫を軽々持ち上げるシーンとか。左腕は人間型の手が引っ込んで様々なデバイスが出現するのですが、今回はオープニングにも出てくるバキュームアーム(仮。ロックマンダッシュにでてくるアレと同様?)と右のミキサーアーム(仮。以下、アーム名は全て仮っつーかでっち上げ)が登場。サポート系女の子にありがちなお荷物キャラでもなく、割と色々と活躍してますね。政治的にも当ページ的にも正しい選択だと思います。

という感じで、思ったより普通に楽しめたというか。もっともだからといってこれをロックマンのアニメとして日本で公開できるか、といえばそれも無理な話のような気がしますが(笑)。以上〜。

もっと観たい、という向きはこちらへ。

BOY MEETS GIRL。なんかクローゼットみたいなとこに
しまわれてました、ロールさん。

カットマンとかもやっぱりマッチョ。

ミキサーアーム(仮)。なんでも粉砕だ!


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