2002年8月の巻頭日記

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8/7

先週末は夏風邪にやられて寝込みました。ただ無為に寝込んでいるのも悔しかったので、買い溜めてしまっていたDVDを消化したり。「雲のように風のように」以外は見事にロボジャンルばっかりでしたが(笑)。
Spikeがリリースした「バストロイド 香港大作戦」は去年の秋出ていたのに気付かず、割と最近買ったモノ。以前出た日本語版ビデオより主にコメディパートとお色気パートを中心に見た事のないカットが多数収録されていました。アクション主体の作品と考えると冗長なシーンが多く、日本版ビデオで編集されていたワケも理解はできます。が、助手アンドロイド・アンさんのセクシーな場面が実はばっさり削られていた、という事実には愕然とすると共に怒りがこう沸々と(笑)。
つまりこれがオリジナル全長版…というか、メニュー画面の日本語フォントが怪しいところから判断するに、恐らく香港版のリージョンコードとパッケージをえただけのなんでしょうね(だから日本語吹き替えは無し…残念)。

病み上がりの日曜日はワンフェスへ。今回もディーラー参加は無しなので、お昼頃のろのろと一般入場しました。今回は挨拶廻りだけでなく、割とバッチリ散財。2年越しで欲しかったH.B.Companyの「ヘッジホグ」や、買うた止めた音頭を踊っているうちにラストの1個になってしまったので慌てて買った、韓国のディーラーさん製作のこんなのも買えて満足〜。会場で御世話になった皆様、今回も色々ありがとうざいました。ここ近年の傾向が一段と加速した結果か、軸となるジャンルや作品がまるで見えてこない、その意味で混沌さが楽しいワンフェスでした。個人的には。次回は参加したいなぁ…何作ろうかなぁ。
帰路が混む前に撤収、会社で仕事。辛。

大量のロボ娘ゲーを買ったはいいが全くプレイする暇が無い罠〜。とりあえず触るだけ触ったのがPS2「コンバットクィーン」、PC「超昂天使エスカレイヤー」「ラブリー・ラブドール」「教えて御主人様ぁッ!」の4本。「コンバット〜」は『ごくシンプル』で『妙に難しい』という攻略の余地が少ないゲーム性がまずしんどいというか。というかなんというか、「アンドロイド製作には人間の脳が必要」というプロローグの台詞には強烈な不安を覚えずにはいられません。
「エスカレイヤー」は(アリスソフトの例に倣って)先が長くなりそう。かなりイイ性格のマドカさんにはツボ直撃拳。「ラブドール」は本来人間と同様の活動ができるアンドロイドの運動機能にあえて制限を加えて「ドール」にしている設定。なんでまたそんな。実はあまり期待していなかった「御主人様」には、ひょっとしての予感が。「コンバット〜」には保留が付きつつも、全作リスト入りです。何にせよ遊ぶ時間が欲スィ。

「マジキュープレミアム」は02夏号。いつものロボ娘系連載に加え、「エスカレイヤー」のタイアップマンガをあきよしよしあき氏が執筆、ゲーム版のプロローグとほぼ同一の内容ですね。「月刊メロディ」連載中の川原泉「ブレーメンII」に遊園地管理アンドロイドのアリスさんを確認。高校生位ん時散々読んだ作家さんなのにチェックもれしてました。ありがとう某掲示板某スレ。
他色々。詳しくは各リストを。

その他周辺ジャンルでは、あさりよしとお「まんがサイエンス」、今巻は待望の「ロボット」編…なんですが、まぁ期待していたようなナニガシはナシ。あ、でも性別には言及なかったし、ひょっとして←そこまでがっつかなくても。コミック版の連載が「電撃コミックガオ」9月号で始まっている「ジャンクフォース」ですが、予告から判断するに幼女型ターミネーターことマメットたんの登場は来月で間違い無い模様。

とにかく夏風邪は治りましたが、体力を消耗したせいかいつもは滅多に罹らない夏バテに陥り、こー「ドス黒くなって回転機能で横倒し中」状態です。いつ職場から逃亡するやら(笑)。こんなんで夏コミは大丈夫なんだろうか。ダメかも。皆様も御自愛下さいませ。


8/19

ああうー今日のロフトプラスワン「シネマ秘宝館20」には是非行きたかったのじゃよ〜!
特に今回は噂の「フランスファイブ」の1話2話が特別上映される、という話だったので尚更だったのです。いや、アンドロイドのお姉さんが出てくるらしいんですけどね(笑)。
しかし彼の地に持ち込まれた最初の戦隊は何あろう「バイオマン」(仏語風には『ビオマン』)であり、則ち戦隊モノにアンドロイドが登場するのは言わば当然ともいえましょう。

80年代の日本のアニメ・マンガ文化がフランスに与えた深刻な(笑)影響といえば、他に現在TX系で(局地的に絶賛)放送中の「トータリースパイズ」も忘れてはならないでしょう。日本ではもはや滅多にお目にかかれない漫符やギャグが、微妙に曲解されつつ大切に受け継がれている有り様がステキなこの作品。情報では#16にロボ娘登場とかいう話ですが、予告を見る限りとりあえず来週にも等身大自動人形っぽいのが出て来そうですね…って来週って何話?まだ16話じゃないよね?

この空前の忙しさの中、会社を抜け出して行って参りました劇場版「ゼビウス」鑑賞(於テアトル池袋)。だって当初より僅か2週間上映の予定を公開前にさらに1週間に短縮する弱気さといい、前もって殆どビジュアルが露出していない(プロモーションそのものもほとんど行われた形跡が無いけど)事といい、そのわずかに露出したビジュアルがまた凄まじいレベルたっだりと、なんとも香ばしい匂いが横溢してるんですもの。どうして行かずにいられましょうよ。…いや、じゃなくて、「アンドロイド」だの「人工知性体」だのが出る話だ、つう事で抑えにいったんですが。
いやぁキャラのCGは本当に凄かったなぁ…。今日び作ろうと思っても作れないモデリングというか。サターンだのプレステだのの極初期に良く見たような、というか。具体的には黄昏のオードとか大航海とか、あんな感じというか。一応namco presentなのに…シーグラフで賞も獲るnamcoの作品なのに…
一方、メカのCGや脚本はまぁ、比較的普通に感じましたが、これも相当な覚悟を持って鑑賞に臨んだ事を割り引くべきなのかも(笑)。
で肝心の当該キャラですが、結論からいうとハズレでした。一部情報にアンドロイドとあった主人公の相棒「マーサ」は、実際には球形の非人型ロボットでしたし、ヒロインの機械知性体「ルウ・ミー」は…惜しいというかなんというか、なにぶんその正体がオチなのでばらせないのですが、当ページ的には範疇外という事になりますねえ。…って、ああもう何しに行ったんだヲレ。
というわけでお勧めできないのですが(笑)それ以前にとっくに公開は終わっている罠。

以前注文した「小説すばる02年6月号」(集英社)が届いたのでさっと読む。瀬名秀明氏や菅浩江氏といった執筆陣による「ロボット小説」特集号で、当ページ的には我孫子武丸「秘宝館で逢いましょう」と乙一「陽だまりの詩」が該当作品です。「秘宝館〜」は、人身事故を発端とする売春アンドロイドの排斥運動から数十年、青春のよすがを求めてすっかり廃れ姿を消した彼女達を探し続ける男の物語。「陽だまり〜」は、病原菌によって死滅した『人類最後の生き残り』が、自分の最期を看取り埋葬してくれる存在としてロボットを組み立てるお話。どちらも「ヒトの思いを仮託される存在」としてのロボットが描かれていて重めの読後感ですな(なかんずくロボ者には)。
しかしまぁ、いわゆる中間小説誌にこんな充実したロボ特集が組まれる事態があろうとは…。チェックしきれないよう(泣言)。

小説ネタでもう一つ、吉岡平「ダダダダイヤルy計画」(朝日ソノラマ)。ヤプーズの楽曲をモチーフにした短編集で、御想像通り(笑)「ロリータ108号」も取り上げられています。ただ、一貫して『ディーラーによる「ロリータ108号」の商品説明』、というスタイルで語られる為、『キャラクターとしてのロボ娘』は登場していない→対象外作品、と判断できてしまうのが難点です。まぁ挿し絵にとどまらず表紙にもなっている点も考慮して、ここは一つリスト入りということで如何でしょうか。

他雑誌など購入。ウルトラジャンプ9月号の豊増大輔「時の天使と約束の夜」。むう、どこかでお目にかかった絵柄と作風。一部方面で話題の(笑)チャンピオンRED。創刊号を読む限りには、まぁサンデーでいうGX、という認識で間違い無さそうです。蘇る「I'mチャンピオン」の記憶。もりしげ「こいこい7」。第1話中に言及はないのですが、予告によるとサイボーグヒロインモノらしいですな。ロボも居ないかなぁ。タイトルも「わくわく7」ぽいし←無関係

遡ってコミケではいつものごとく。当日には多くの方にお世話になりました。この場を借りてお礼に買えさせて頂きます。ロボ的にはやや不作。黒漫画党の「テコンV超全集」がシリーズを通観できる作りで面白かったとか。いままで「84」だと思い込んでいたのが実は「スーパーテコンV」で、「84」にはメリとは別のロボ娘が出ている事が判明したり。「90」ともども探さな。あと辛うじて「人形姫」は入手に成功するも、多摩ハイランダース様には御挨拶廻りできなかったのが無念でした。本誌はなんつうか、相変わらずです(笑)。純粋なロボネタは減っている印象。

いや、試験は無いです(笑)。むしろこの歳になって今だその言葉に恐怖を覚えるというか夢に見るというか、そういう類いの人間なので(嘲)。




8/29

どうもどうも。とうとうお家にも満足に帰れない状況に陥っている管理人です。というわけでこっそり仕事場で更新作業中…は!背後に人の気配!

…ふぅーぃ(こー、汗を手の甲で拭ってはじき飛ばすジェスチャーをしながら)。なんとか誤魔化せたようだ…(具体的にはESCキーを押す、とかそういう)。というわけで手短かに参りましょう〜。

メディアファクトリーJの新刊「緑葉宇宙艦テラリウム」(夏緑)購入。女性型植物コンピューター「プランツェル」が制御する宇宙艦「テラリウム」を舞台にしたヤングアダルトSFで、ライバルキャラにあたる宇宙軍女性士官ドラセナさんに仕えるネコミミメイドロボ、チコリさんが該当キャラ。大量の内蔵武装といいニ度に亘る大破シーンといい、多くは無い出番ながら印象的なロボっぷりで、OKAMA氏のデザインも相まって個人的にはいたくお気に入りの御様子。ゆっくり楽しむ暇がなく斜め読みしてしまったのが勿体無かったです。

11月14日にコナミから発売されるPS2用ソフト「真魂斗羅」の2Pキャラ「ルシア」さんが"女性型戦闘用人造人間"とのこと。詳細は不明ですがまぁ一応買ってみても良いかなぁと。その頃にはいい加減仕事も終わってるだろうし。…終わってるんだろうな…。個人的にはMD版の「ハードコア」がベースになっているという、同時発売のGBA版「魂斗羅」も気になりますが。

雑誌など〜。OURs10月号「エクセルサーガ」は番外編。無敵のビーチバレーマシーンと化した六本松姉妹がもう〜。「アルカディア」10月号ではカネコの脱衣クイックス(ヴォルフィードか)の新作「ギャルズパニックS3」の紹介記事。よく画面写真を見ると、なんか肌にロボ線が走っている娘さんが…。というわけでヒロインの一人「あゆむ」さん(エクセル似)が調査対象に。でも7月には出ていたというこのゲーム、いきつけのどのゲーセンにもなかったような。つうか探している暇があるのか。なければ作るんだよ!パピポ10月号、D.P「解体(バラ)さないで▽ダーリン」。タイトルが秀逸過ぎ。でも題名に反して解体されません。ノォ!管理人の浪漫回路(パクリ)も意気消沈です。他にRED OUT「おしえて▽モエモエ」にも"アンドロイド"が登場しますが何か生っぽいので落ちました。ラッツ10月号にはキャラデザ秋川秀一氏自らが執筆した「機甲銃勇士サキガケ」マンガ版が。さすがというか(笑)アンドロイドのメルトさんがヒロイン役なんですが、マンガでも「生体アンドロイド」疑惑は解決せず。
他、ニ本のアンドロイドものが収録されているおかのはじめ「ななEろ」(晋遊社)、ついにまとまった古賀亮一「忠犬ディディー」(コアマガジン)、完結編となるJET「螺旋のアルルカン」(朝日ソノラマ)3巻、マメットさん登場のコミック版「ジャンクフォース」掲載の「ガオ」ゼロさんが表紙&扉にフィーチャーされた「G-onらいだーす」掲載の「電撃大王」各10月号などなど、今月は実に豊作でしたね〜。この忙しい時期を狙ったかのように(笑/目は笑っていない)。

前回の巻頭日記の訂正とお詫び:先週のトータリースパイには結局、自動人形の類いは登場しませんでした。本編に興味も無いのにエアチェックした皆様には申し訳ありませんでした。要するに先々週の予告で「機械が内蔵された等身大人形の製作中シーン」と「人形(実際はそれに変装したスパイズ3人娘)がアクションしている」シーンが繋がっていたので勘違いしてしまった訳で、これをモンタージュ効果といいます。いやあ戦艦ポチョムキンも吃驚です←反省しろよ

暑中見舞い、残暑見舞いをお送り頂いた方々、大変有り難うございました!管理人がこの体たらくでお返事もままなりませんが、差し当たりこの場にてお礼に代えさせていただきます。

というわけで以上、職場からお送りしました。



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