2004年6月の巻頭日記

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6/14



 今日は「韓国まんがまつり8」2daysの2日目へ赴きに、いつものロフトプラスワン新宿へ。土曜日は体調がすぐれず行けなかったのですが、結果として大正解でした。理由は後ほど。


 珍しい世界の映像、という観点から言うと白眉は「リビア版ドラえもん」で、その漂う微妙なアラビアンアトモスフィア以上に衝撃だったのは、何とシンエイ動画版に混じって流された日本テレビ動画版の画像…!いやぁ、生まれて初めて動いてるとこを観ました。一体どういう経緯で混じってしまったのか考えても判らなさそうなのが一層テイスティです。
 このサイトによるとこの日テレ版ドラえもんは原作を大幅にアレンジした脚本が使用されていたとの事なんですが、中には「ロボ子が愛してる」が含まれており、キャラの名前が「花子」に変更されている事からも何らかのオリジナル展開があったのではないかと思われるのです。…観たいなぁ…でも一生観れないかもねぇ…「ジャングル黒べえ」とどっちが難しいんだろう…


 そして今回最大の収穫はやはり「SPHERES(スフィアズ/スピオズ)」。土日で上映話数が異なったようですが、日曜日は何としても観たかった第20話じゃありませんかー!そう、テラーさん退場話にしてロボ萌え話として広く知られる(そうか?)あの20話ですよ!っても管理人は本国の公式サイト+翻訳エンジンで辛うじて概要を掴んでいただけなんですが、やー、期待以上でした。
 歳取らないという描写に始まって、壊れるわ内蔵ツールを使用するわ内部フレーム剥き出しになるわ、挙句に愛するジン君の命を救うことと引き換えに機能停止するわで正にロボ萌えの満艦飾。ええ勿論ロボ娘レさんは大満足です。ジン君が壊れたテラーさんのボディから記憶チップを持ち去るシーンがカットされていたと思うんですが、そこはちと残念。


 しかしその一方、秋予定で進行中だった日本版は目下頓挫中であるとの悲しいお知らせが何故かまたしても観客席側から。ええー!?
 いやもうこの際どこの国でもいいからちゃんとソフト化さえしてくれればそれでいいです。ううう。


 あと、前回に引き続き日本作品も1本。これも本編は初めて観ました。…やっぱりタイトルは書いちゃいけないのかしら?そういえば全然関係ないのですが、昔ほりのぶゆきが「ジャージマン健」という異様にマニアックなパロディを描いてましたっけねぇ。♪ジャージン!東郷健!東郷健!←更にややこしい事に。
 中割り抜きで炸裂する暴力!無視されるドラマツルギー!ひどくポップです。密かに一部話数がDVDになってるという事で個人的には興味があるのですが、3本続けてみると精神の均衡が失われそうで怖いですよ?
 そういえば全然関係ないんですが、(8以降の)ロールちゃんのデザインってこのアニメの主人公の妹からパク…インスパイアされたんじゃないかという気がちょっとだけしました。


 今回は「世界の戦隊」特集ということで「燃え」重視のセレクションだったそうですが、いやかなり笑えたし甚だしく萌えたし(それは管理人だけかも)ゲストも充実してるしでお得感満点でしたな。

次回第9回は、10時間耐久韓国まんがまつり…やるんですか…で9/19(日)に。


 さて韓国ネタということで小説から1冊。キム・スンホ「ニッポン消滅」下巻(小学館)が対象作品です。

 『近い将来、日本列島が海底に沈んでしまうことが判明する。日本は埒があかない外交による解決策を放棄し、実力行使による新領土の獲得に乗り出した。侵略のターゲットとされたオーストラリアは米国と韓国を中心とした多国籍軍と共同戦線を張るが、日本が次々と繰り出す新兵器群の前に劣勢に立たされる。だが、これらの事態の背景には超自然的な意思が働いていたのだ…!』

 一応、近未来仮想戦記モノの類も色々チェックしているんですが、これはまたちょっと何と言うか。たまたま同時に買った「トンデモ本の世界S」でも期せずして扱っており(「〜T」にもちょっとだけ言及があり)、詳しい解説はそちらをご覧下さいと初手から逃げ腰。

 で、この「新兵器群」の中でも最終兵器として登場するのが、自律型戦闘用ロボット。1体で1200人もの一般兵に匹敵する戦力になり、3体一組での運用では1個大隊を僅かな時間で壊滅させるという超高性能ぶりで、しかもそれが完全に人間と見分けがつかない美女アンドロイドだってんだからリスト入りです。 敵を篭絡する為のセクシーな機能も搭載されてるんですが、それすら必要ないくらいデタラメに強いのが萌えー。しかも数百体のオーダーで量産されているっていうから萌えー。一体くれ。ていうかやるな日本人。

 でもまぁロボ娘絡みのエピソードがある下巻の更に中盤以降だけの感想ですが、ポリティカルな主張がどうとか、まぁそういった側面が全く無いわけでもないんですが、やはり終盤のトンデモ小説としての印象が強すぎてどうでも良くなるというか(笑)、いや実際それまでの事態はどうなったんだって感じなんですが(笑)、「人間の女の子に偽装した殺人アンドロイドが潜入先でバリバリ人間を殺してまわる」みたいなお話が好きな向き(管理人とか)にはお勧め…っても下巻400余ページ内で具体的な活躍はせいぜい4ページくらいなのでコストパフォーマンスは悪し。



ゲーム話。
「スーパーロボット大戦MX」を購入、時間を見つけてはのろのろとプレイ中。ファミ通の攻略記事に進行が抜かされるという珍しい事態に(笑)。それでも何とか、ゼオライマーが正式な仲間入り&レイナさんと愉快な下僕ども登場、辺りまでは進めたので、一応リスト入りです。ゼオライマーシナリオはもうちょっとで例の次元連結システムイベントが起きそうなんですが…
 今回はかなり難易度が低く、個人的にはゲームの楽しさをやや削いでいる気がしないでもないんですが、サクサク進むのも悪くはないって所ですか。それにしても何とか終わらせないと今月末には「ゼノサーガep.II」が…「THEキャットファイト」(笑)が…。



他、買ったものとか。


DVD。

温泉タマゴ 〜湯けむり奇談〜」(テレビ東京メディアネット/レントラップジャパン)を購入、鑑賞。温泉宿を舞台にした、女性声優による少し不思議系ミニドラマと短編CGアニメによるオムニバス作品集です。うち、榎本温子主演のドラマ「背流しユーナ」が対象作品です。
 
 『鄙びた温泉宿に長逗留している小説家。ある日、宿にお試しで貸与された、新開発の背流し用アンドロイド「ユーナ」を利用した事から、彼女と小説家の間に、100円3分間の、奇妙だがどこか暖かい心の交流が始まる。だが、そんな関係も長くは続かないのであった…』

 冒頭のCGによる組み立てシーンは気合いが入ってましたね(くるみPureやアンドロイド・ガールなど、何故か実写のロボ娘モノでは本編に比して出来が良い事が多いんですが)。他、突然モノトーンなロボ喋りに切り替わったり、充電時シャットダウンしてたり、それなりにロボ萌えも。ちょっと切なかったりハートウォーミング気味だったりしますが、個人的にはオチはちょっと止めて欲しかったというか…うおおお。あんまりだ。まぁともあれ、リストに入れときます。あんまり くるみ(アニメ版)声では無かったですな。



コミック。

陸乃家鴨「保健室のメカニカル」(少年画報社YKコミックス)は全1巻。結局最初の読み切り版は最終エピソードって事になってますね。…もうちょっと、ななさんとリョーコさんの活躍を読みたかった…リスト移動です。


他、MEIMU「キカイダー02」6巻、七瀬葵「ぷちもん」3巻。



雑誌。

 意外な所から「週刊プレイボーイ」6/22号(no.24)掲載の、清水栄一×下口智裕「アンドロイド娘。」をチェック。

『世界征服のために、コロニー落とし30回分の破壊力を内包する戦闘アンドロイドとして造られた「ロボコ」。だが博士は自分の「趣味」の部分だけプログラムした時点で急逝してしまう。世界征服の術を知らないロボコがその目的を果たすため取った道とは…」

Oursの「バクライガ」コンビによる読み切り短編です。ロボならではの大変なお寝坊さんぶりが実にキュート。リスト入りです。


 「コミックブレイドMASAMUNE(マサムネ)」2004年初夏号。萌木原ふみたけ「Purism × Egoist(ピュリズム エゴイスト)」は第2回です。ゲーム版で使われた「生体アンドロイド」というタームがこちらにも登場。もっとも動力は「胸のモーター」らしいし、頭は電子頭脳だし、メンテナンスハッチやパーツの断面もメカっぽいのであくまで皮膚等に生体パーツを使っている、と言う程度の意味の模様。良かった良かった。

「電撃コミックガオ!」7月号。むっく「ねこみの暮らし」に登場のメイドロボ、アルカルチさんが審議対象です。主人公ねこみ様が使う謎の「みみ使い」の力によってヌイグルミから変化させられた存在…ということでどうやら対象外のようですね。ロボ時には首外しとか動力が電池とか、実にロボっぽいんですが。「ひなどりGIRL」も休載。

「ドラゴンエイジ」7月号、タカハシマコ「(ニコ)」が最終回。併せて掲載された作者インタビューによると当初はもっと明るいノリで「ロボコップ」+「スケバン刑事」をやる筈だった、とか。タカハシマコの作風でソレを…読みてえ…滅茶苦茶読みてぇ…
 
他「コミックGUM」7月号。「まほろまてぃっく」は何かアニメ版と軌を一にしつつありますな…そして時はながれた!展開になるのかー!?。近接ジャンルでは、見田竜介「改造少女柚」はひとまず最終回…ですが近日中に再開らしいですね。「コミックZERO-SUM」7月号「そのもにょ」、「まんがタイムきらら」7月号、「LOVE ME DO」、「まんがライフMOMO」7月号「キリカのビーム」など、いつもの。


小説。
 今田隆文「フィリシエラと、わたしと、終わりゆく世界に 1ゆき、ふりつむ」(富士見ファンタジア文庫)は新シリーズ。

 『自ら作り出した究極の夢の世界に耽溺し、目覚めない眠りの中緩やかに滅んで行く人類。地上に降り積み全てを消失させて行く謎の物質「雪玉」から、眠る人々を守っているのは、僅かに存在する少年少女型の人造人間-フェリシラ-たちだけだった。ある日、新宿の廃墟で謎の少女型人造人間ヒヨリが目覚める事から物語は始まる』

 「人間の脳の工学的な模造品」な脳と、「人間の体組織を模しているが構成しているのは合理化・規格化されたパーツ」なボディからなっている、ということで当作品の「人造人間」はロボ認定です。リスト入り。また、現行のドラゴンマガジン7月号に読み切り短編版が掲載されています。…ひさしぶりに本誌を買ったんですが、新しい読者ページのマスコット「まめきゅん」ってひょっとしてロボ娘ですかー?


 伊豆平成「物体Xでいこう!」(角川スニーカー文庫)は、「〜でいこう!」シリーズ3作目にして完結編。和世さんがなかなか天晴れな大破っぷりを魅せてくれます。今回もどこかで聞いた様な観た様な設定と展開をこれでもかと詰め込む作風は健在です。
 それにしても葛西伸哉「アニレオン」シリーズでも思ったんですが、折角の設定なのにどーして(女の子ばっかりの)機械帝国が出て来ないのか。全く遺憾である事だ。 


 川上稔「終わりのクロニクル3【中】」(メディアワークス電撃文庫)。今作でも自動人形の皆さんがいい感じに活躍中。股関節のジョイント外し萌え。 


 
ムック3番勝負。
 「超重神グラヴィオン コンプリート」(メディアファクトリー)。エィナさんの詳細や他のロボ疑惑のあるメイドさん達について何か記述がないもんかと思い購入するも、公式ページ以上の情報はなし。敗北。

 
 「マイ・メリー・メイビー マテリアルコレクション」(新紀元社)。何故かこの期に及んでやっと出た「マイ・メリー・メイビー」及び「マイ・メリー・メイ」のビジュアル+設定集。このシリーズに登場する人工生命体「レプリス」の正体がどうしても判らなかったので、ゲームも持ってないのに購入。設定によると骨格は金属、神経系は生体部品、内臓はタンパク質製、身体機能はコンピュータ制御、ですか…で脳本体は生体っぽいですね。オリジナルレプリスがほぼ完全に人工人間だった事と併せて考えると、当ページ的にはアウトって事ですかねぇ。敗北。


 「ガドガード ビジュアルガイド」(ソフトバンク)。「ガドが変化した人間型のキャラ」について、「鉄鋼人」であると明示されており、かつ「鉄鋼人」を「人型の機械」と定義している…と言う事で、注付きですがロボと解釈してもいいのではないか、という結論に達しました。ガドそのものもオカルトな存在ではなさそうですし。サユリちゃん、#22ゲストの、きらら さんを対象キャラとしてリスト入りです。
 勝利…っ!


 あ、あと以前からずっと正式発売のアナウンスを待ち望んでた、「石ノ森章太郎 スーパーガールズコミックス DELUXE」(ジェネオン)がついに予約受付に。なんといっても「ガイ・パンチ&アン・ドール」全話収録が(個人的には)目玉な訳ですが、果たして散逸していたという原稿がどこまで発掘されたか、気になる所です。
 



アダルト。

 コミックス。
 待望の、幸田朋弘「Petit-ろいど3」2巻。やはり表紙はカリンさんでした。前回漏れていたACT2.5も収録されてます。
 
 雑誌。
 「コミック阿口云」7月号は、その幸田朋弘「Petit-ろいど3」。ついに直接対決…か!?戦え撫子負けるな撫子。「ポプリクラブ」7月号は、昭嶋しゅん「NATURAL SCIENCE」が最終回。単行本になると良いんですが。「コミックドルフィン」7月号、山井坂太郎「いとしのジョヴァンナ」はオートマタのジョヴァンナさんが審議対象キャラ。…錬金術由来は一応範囲外ということで。

 ゲーム。
「召使い XII」(SPICE) は、その名の通り12作目となる実写アダルトDVD+ゲームのシリーズで、今作は少しSFーRPG風味。
 『超兵器の実験失敗により発生した大災害で滅亡した地球。宇宙探査の旅から戻って来た主人公は荒れ果てた故郷に呆然とするが、地上に再び破滅が迫りつつある事を知る。地球脱出にあたり、かって自分に仕えていたメイドアンドロイド達を探しつれて行く事にする主人公だったが、彼女たちは以前の災害で大破していた…』
 で修理する部品や機材を探し出し、失われたメモリーを回復させるのがゲームの目的…といえばそれなりに面白そうですが、まぁ有り体に言ってアダルトDVDのおまけ以上の物ではないので多くは望めません。一生懸命脳内補完に努めるとちょっとロボ萌えな感じです。ともあれリスト入り。


 DVD。
 「僕、専用。12号 MARIA」(ゴーゴーズ)…ゴールデンウィークの影響とはいえ月に2本リリースってどうよ。今作は人格ソフトをインストールする事により様々な性格のメイドロボに、という基本設定ですが、結局それだけなので特にロボ萌えは無し。っていうか普通のAVっぽい…。次は頑張って下さい。




 そういえばあと10日程で、JUNGLEの新レーベル「ガイオン」の第一弾、「イヴォルバー」の第一巻のリリースですな。いや、ちらりと聞いた話ですが、出ているらしいですよ?(さしあたりここら辺が怪しいらしい)。インディーズとしては大きなプロジェクトな様で、ちょっと楽しみにしてます。



 凄く欲しいのにどこにも売ってなかったので、「HANE-KEN LAND 羽田健太郎の世界」をアマゾンで購入。お目当ては「あしたに生きろ!バルディオス」と「おにいさまへ…」サントラ。ここらへんがようやく初CD化ってのは何か間違っておるよ。バルディオスはEDも劇伴も傑作だと思うんで、アルバムのCD出ないかなぁ…

 で、ロボ娘とバルディオスといえばここは外せないのでこっそりリンク。


 うわアニメ版恋風が凄い事に…ていうか原作が徳俵に足を掛けて粘って粘ってまだ踏み止まっているというのに、あっさりと土俵を割っちゃったよなぁ…こうなるともはや別の作品だよなぁ。ちぇ。


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