2004年9月の巻頭日記

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9/22



日曜日は恒例、「韓国まんがまつり9」へ。今回はオールナイト10時間の長丁場でした。


 今回は幾つかの毛色の異なるイベントを同時進行しているという印象で、いつも以上に深い混沌さが醸し出されてました。本格的に何のイベントだか判らなくなって来たよママン! 
 ゲストも「新剣銃士フランスファイブ」のアレックス・ピロ監督、「爆裂天使」最終回納品直前の修羅場を抜けてやって来た大畑晃一監督(間に合った模様)、酒徳ごうわく監督とこれまたいつも以上の豪華さで、混沌さに拍車をかけるばかりです。各々が充分メインイベンターをこなせる実力と個性の持ち主なんでコーナーの一つ一つがホントに濃厚でした。
 流石に明け方付近は疲れて来たのですが、意識が朦朧となる→強烈なオモシロ映像が目に飛び込んでくる→嫌でも覚醒、の繰り返しで安らぐ暇を与えてくれません。リアル時計仕掛けのオレンジ。ああっアジアと世界の面白映像を観ると拒否反応が!(嘘)


当ページ的には今回も「SPHERES」が見どころ。最終回に引き続き本国のオンエアでは流されなかった(らしい)「数年後」エピローグも上映されたので、無事テラーさんも復活しましたよ。良かった良かった。しかしなにゆえボディ再生に何年も掛かってしまったのか、は謎ですね、確かに。それにしても「STAY」は名曲ですなあ。


次回「10」は12/18、これも8時間の昼夜ぶち抜きイベントだとか…。遡って10/16の「韓国まんがまつり武士道」は日本ネタがメイン(ていうかもう完全に無関係ですよ韓国)、ということでまたお邪魔する事になるかも。



 韓国つながりで1つ。
 AT-Xのオンエアを追いかけていた「幻影闘士バストフレモン」最終回をチェック。それにしても26話も掛けて語るお話でも無かった様な気がしないでもないような…
 で問題は、作中「バイオアンドロイド」であると明かされるヒロイン格のティエルさんです。結局正体は最後まで良く判らなかったんですが「目が光る」「コンピュータやネットにダイレクトにアクセス可能」「十数年前と姿形が変化無し」「最初は感情はプログラムに過ぎなかった」といったロボ要素がある一方、「ごく緩やかながら(肉体的に)成長している」といったナマモノっぽい説明もあって、やや難しい判断だったのですが、ま一応灰色枠でリスト入りでもいいかなぁと言う事で。



 引き続きCS話。


 カトゥーンネットワークで「スーパーマン」#45「ロボットの心(Obsession)」を視聴。日本にはこの年末年始に入って来た第3シーズンのエピソードなんですが、その時分では捕捉に失敗しており、今回漸く観る事が出来ました。
 
『その人間離れした美しさで人気急上昇中のスーパーモデル、ダーシーを取材するクラーク。だがそこに怪人トイマンが操るロボット軍団が現れ、彼女を誘拐しようとする。スーパーマンの活躍により一先ず難を逃れるダーシーだったが、トイマンは彼女を「取り戻す」つもりらしい。ダーシーの正体とは?そして彼女は全てにケリを付けるため、自らトイマンの元に向かう…』

「バーチャル・ガール」以降のアメリカンロボ娘さんモノの一つの流れなのか『ロボ娘さんの創造主からの自主独立』モノでしたね。怪力描写や、自分の顔面の皮膚を半ば剥がして頭部の修理をするシークエンスなどロボ萌えなシーンも抜かり無い一本です。というわけでリストにキャラ名を追加。


 「Re:キューティーハニー」2話「地の巻」をPPVで視聴。Iシステム廻りはそれなりにメカぽいんですがやはり如何ともしがたいナマモノ風味が…。1話に比べると幾らか落ち着いた話運びと演出で、安心して観ていられるという意味では悪くなかったです。微百合展開もあったし。でもまぁ、やっぱり当ページ的にはナシという事で。そしてやっぱりっつうか#3「人の巻」は延期ですか。割ともうどうでも良いです。
 伊藤伸平「キューティーハニー a GO GO!」#5でもとうとう「人間の細胞ベース」の話が出て来てしまいましたなぁ。こちらは多少人工知能っぽい描写もあるんで、もうちょっと様子見。
 
 さてそうやって裏切られ続けている平成「ハニー」からもう1作、現在ヤングチャンピオン誌で連載中の星野小麦「キューティーハニーSEED」をチェック。…タイトルに突っ込むのはこの際無しの方向で。取り敢えず現状の5話までは「ハニー」の正体は詳らかではないんですが、「人工衛星から落下してきた」「人間離れした怪力や敏捷性」「極端にイノセント」など一応ロボ物っぽい材料も出てはいるので、あんまり期待はしないながらもチェックは続けますのだ。


 13日から日本でも第4シーズンが始まったAXNの「アンドロメダ」もチェック。あ、なんだ#68の二人組は別にロボ娘さんじゃないんだ…紛らわしいなぁ。


 あ、あと学園の理事長、宇佐美玲さん(メガネ装備)が「実はロボ」と聞いてAT-Xのアニメ魂「月は東に日は西に」をチェックしていたのですが、最終回に至るもその手のシーンや説明は無し。確かにキャラのポジション的にはロボットだといい感じなんですが、これはゲームをしてみないと判らないのかなぁ。また買うゲームが増えるのか…この件に付いて情報募集中です。



 というわけで引き続きゲーム話。

 グローバルAエンターテイメントの新作、「人類操作☆悍ポニ」(05年1月予定)に、主人公のサポートキャラとしてアンドロイドのムーアさんが登場する、と言う事で購入リスト入り。
『高性能AIを積んだアンドロイド。 宇宙船の操縦とオペレーターが仕事が主な任務。 しかし、必要に応じてエンジニアから医療・炊事洗濯まで こなす、 宇宙科学の粋を極めた最高級ロボット。 並外れたパワーの持ち合わせもあり、そのパワーが ポニを苦悩させることもしばしば』と言う事で、なんというかこういうの、好きです。


 今一本は、スーチーパイシリーズの流れをくむ「ちゅ〜かな雀士てんほー牌娘」(ジェネックス、11/25予定)。明治初期が舞台、と聞いていたのですが、ゼンマイ動力のオートマタ、マリー・プーぺさん(CV:田村ゆかり)が登場とかで一躍購入リスト入り。また園健ロボ娘が観れそうです。



 今月の発掘作品〜。
 長々と続いていた国会図書館のシステム入れ替え工事がようやくこの9月で終了、それに伴い今月後半はずっと閉館、という事なので駆け込みで調べものをしに赴く。
 ハシゴした現代マンガ図書館と併せて幾つか収穫がありました。


 
 フレッシュジャンプ1983年6月号掲載、これがデビュー作となる幡地英明「LUCKY STRIKE」。
 
『西暦2200年代。地球は移入して来た異星人でその殆どが占められていた。数少ない原生地球人の榎本は、通学中に目撃した同じ地球人らしき少女に一目で恋に落ちてしまう。だが彼女の正体は…』

 ニューウェーブ系のシュールっぽい展開が時代を感じさせると言うか…。数少ない同じ地球人類だ、と思った彼女は実はアンドロイドだった、というオチでした。ちょっと蓮っ葉で電化製品を出産する機能を持つ、名無しの彼女を対象キャラとしてリスト入りです。


 これもフレッシュジャンプ84年1月23日号、ちば拓「クルミ」は読み切り作品。あの ちば拓ですよ。

『高校生のアキラは科学者の父と二人暮し。ある日突然、父親が義理の妹と称して一人の少女をつれて来る。アキラは戸惑いながらもくるみと名乗る可愛い(自称)義妹との生活に馴染んで行く。だが、町中にくるみに良く似た幾人もの少女達が次々に現れ始め…』

 何と言うか、ちば拓のマンガですな…。いや、カットバックで見つめ合ったりはしませんが(ちょっと期待した)。ロボ萌えという観点からは残念ながら言及するに能わずなんですが、「何か変なモノ読んじゃった」感はあってある意味満足です。リスト入り。


 派生して見付けたのが、ひらいけい(井口ユミ、速水憂美)「フライングバニーミミ」(月刊少年ジャンプ 84年7月号)。時節柄かうる星やつらの影響が濃厚な1作です。

『主人公、吾郎が町で拾ったウサギ人形。だがそれは美少女型アンドロイド、ミミが変形したものだったのだ。彼女の本来の持ち主である宇宙人が取り戻しにやって来た事で大混乱が巻き起こる…』

 これは大昔に読んでいて以降ずうっと探し廻った挙げ句、今回全くの偶然に発見したという1作。何故かサンデー系に掲載されていたと思い込んでおりここまで難航してしまった訳ですが、なんかそんなパターン多いなぁ…しっかりしろ昔の俺!ちゃんと覚えとけ昔の俺!いくらガキの時分とは云え頭悪過ぎだ!えあんまり変わってませんかそうですか。 
 というかこの作品、フルヤヒロム「もんもんアカデミー」のアンドロイド話と殆ど全く同じ話ですな(初出はこちらの方が先、な筈)。



買った物とか。


 DVD。
「イノセンス」(ブエナビスタ)。結局通常版を購入。まだ観てません。


 コミックス。
 大亜門「無敵鉄姫スピンちゃん」(全1巻、ジャンプコミックス)。んー、面白いんですけどねぇ。ま打ち切られちゃったもんはしょうがないですけど。カバー下の立派なエロボットとなったスピンちゃんのカットを初めオマケページも充実している…のはいいんですが、「スピンちゃん試作品」「超便利ロボスピンちゃん」が入っていないのは痛恨事。それこそ先輩のAT-Lady!のように大幅加筆訂正→新エピソード扱い、っていうのも期待していたんですが。リスト移動です。

 
 他、赤松健「魔法先生ネギま!」(講談社マガジンKC)7巻。茶々丸さん大活躍編。その上ネイキッドな設定資料もー!「ターミネーターみたいな中身」ハァハァ。

 微妙に周辺ジャンル、ウエクサユミコ「ぐるぐるクリーチャー」(ソフトバンク)は完結となる第2巻。フルカラー、その上絵素材棚ざらえで収録のお得な1冊でした。ゆっきぃちゃん出番少ない…



 雑誌。

 「電撃大王」11月号。高雄右京「To Heart Remember My Memories」が連載開始。タイトルそのまんまに、失われたマルチの記憶を取り戻すお話になりそうですね。アニメ版の予告にもそれっぽいシーンがある事を考えるとおそらく同様な展開を迎えそうです。前作とは別作品としてリストに入れますが、今後の展開次第では前作の純然たる続きの可能性もあるんですが。ま、一応。



 週刊少年ジャンプ連載中の星野桂「D.Gray-man」、「土翁と空夜のアリア」編をチェック。ひょっとして…と思っていた通り、人形はララさんの方でしたな。まぁ変なアンテナ生えてるし。
 ただ最初の方を読んでいないため、彼女を彼女たらしめていた「イノセンス」が一体どういう存在なのかが判んないんですよね、不覚。絵面としては人工物っぽいのですが…。とりあえず10/4に出る単行本1巻で少しは判る、のかな?一応それまで保留ということで。今回は何かジャンプネタ多いですな。


 「少年エース」11月号、「成恵の世界」は休載。しょぼん。来月の読者限定通販の可動フィギュア版惣流アスカラングレーもなかなかロボげなシルエットでイイですな。


 「チャンピオンRED」11月号では、こいこい7アニメ化の正式発表が。まだキー局など詳細は決定していない模様。



  
 小説。
 吉祥寺住人「シンシアマシーン」(エンターブレイン ファミ通文庫)は完結となる第3巻。(以下激しくネタバレ)
 1巻目から匂わせていた通りシンシアさんは元ムー帝国のお姫さまでしたね。でそれは折り込み済みだったのですが、ムーのアンドロイド全般やエレノアさんまでが元人間となると落胆は隠せませんなー。単に人間の記憶と思考パターンを機械に転写した、というのであればそう問題は無いんですが、「人間をアンドロイドにする」という表記にはやはり抵抗を感じないではないですよ。
 ともあれ別にリスト入りは現状維持という事で。



 アダルト。

 コミックス。
 海野蛍「われはロボット」が収録されている「空想少女奇譚」(宙出版 ミッシィコミックス)を購入。リスト移動です。直截なロボ萌えが素敵な作品ですな。あとがきによれば「シュミ丸出しで描いた」との事で、今後に大きな期待が寄せられずにはおれません。実に結構なご趣味だ、と強く思います。女性型に限らなければロボットテーマ作品は他にも収録されており、なかでも「ペットロボットは思春期娘の夢を見るか」のオチは…どう解釈したものだか、観たままの解釈だとかなり素敵なんですけどねえ。


 アンソロジーでは、八的暁「夏の夜/冬の夢」(「L-MAX vol.3」笠倉出版 カルトコミックス収録)。作者が連作で描いているシミュラクラシリーズの1本です。廃棄されたシミュラクラさんの壊れ画像有り。リスト入りです。



 雑誌。
 宮崎摩耶「R」は「ポプリクラブ」10月号掲載。思考を具現化する特殊能力を持つ人工知能、R10(リオ)さんを対象キャラとしてリスト入りです。

 
 風鈴「欲望」は「姫盗人」2002年11月号掲載のフルカラーショートコミック。まぁ確かに人類も滅ぶかもねぇ。汎用型アンドロイド、HTM-XYZ II型レイさんを対象としてリスト入りです。


 
 あ、「僕、専用。」15号機ってもう出てるんだ、買わないと。でも今回はなんかちょっと不安になるあらすじですな…。



以上、「アイ、ロボット」には一台たりと女性型ロボットが登場しないと聞いて一気に観る気減衰中の管理人がお送りしました。ていうか誰がそんな超暗黒未来を許可しましたか!「女性型ロボに冷たい」なんて所はアシモフに忠実でなくてもいいんじゃないかなぁ…


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