2004年11月の巻頭日記

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11/16


 なんか今回は扱う項目が多いんでサクサク行きますよ、サクサク。


アニメ話。

 「To Heart Remember my memories」#7鑑賞。メインストーリーは葵ちゃんと琴音ちゃんの百合百合物語でしたが、管理人としてはむしろ綾香さんに強化改造されちゃうセリオさんに、ノーマル状態でもツキノワグマを一撃で倒すぐらいの戦闘力があるセリオさんに、甚だしくそそられるワケですよ!称えよ来栖川脅威のメカニズム!しかしながらこの話の流れだと、セリオさん(強化改造型)は海外に武者修行に出掛けてしまう綾香さんと共にしばらく登場しない、という事になってしまうのでは…?ムゥ、それは困る。っていうかそんな人型戦闘マシーンを国外に持ち出ししていいのか!?(笑)
 予告編では黒髪ショートのメイドロボさんが登場。HM-11?14?ちょっと気になりますね。


 NHK-BS2で「学園アリス」#3を鑑賞。メカ蜜柑とメカ蛍、登場〜。…まぁリストには入りませんけど(笑)、侮れませんよ発明のアリス。


 「ゼノサーガ ジ アニメーション」テレビ朝日で1月スタート、と。「II」の発表イベントで製作を公表してからまた随分経っちゃいましたが。結城信輝キャラデザイン、東映アニメーション製作、とちょっと意表を突く布陣ですね。問題はゲーム版「I」を素直にアニメシリーズにしてもそう面白いものにはなりそうにない所ですけど…ま、KOS-MOSさんがちゃんと描けていればそれでいいです、ぶっちゃけた話。


 CSのPPVで「Re:キューティーハ二ー」第3話(完結)「人の巻」鑑賞。ストーリーラインは劇場版に沿う形ながら、まとめ方はより洗練されているのではないでしょうか。展開がシリアスになるにつれアクションが地味になっていった感はありますが、結果として落ち着いて観る事が出来たというか。
 今作のハニーは、つまるところ「(ナノマシンそのもので構成されているのでは無く)ナノマシンによって人間だったころのハニーを模した肉体が再構成されている」という存在らしく、結局当ページ的には範疇外ということで決着。

「特撮エース」vol.6の伊藤伸平「キューティーハニー a GO GO!」でもやはりほぼ同様の設定である事が判明しており、こちらはリストから外す事に。む、残念。

「ハニー」といえばアニメ業界ムック「アニメスタジオ」(宙出版)vol.1で小説版(宇本京平、イラスト:すぎやま現象)が始まってますね。こちらの設定ではどうなのか…1話の段階では原作、または「F」に近そうなんですが。あと韓国アニメ特集ではちょろっとSPHERESにも触れられてますな。



今週の発掘品。


コミックス。

 永井豪ついでに1作。「キッカイくん」(竹書房文庫)第1巻は、「キッカイガールフレンド」に登場のピーちゃん(アンドロイドA2型)を対象としてリスト入りです。だから融通の利かないイカニモな機械的対応をされたりとか、ガソリンや潤滑油が飲みたいと言われたりとか、そこはドン引きする所じゃなくて萌える所ですよキッカイくん?天気の話をしようとすると気象状況の分析で返されてしまう辺り、深優・グリーアさんに通底する所もあり。ホントにロボだといいなあ深優さん。


雑誌。

 もとはしまさひで「スーパーまりこ」は、週刊少年マガジン、86年8月13日号(vol.35)掲載の読み切りコメディ。タイトルがファミコンブーム真っ盛りのご時世を髣髴とさせます。

 『主人公の湯川日出来は、親元を離れ東京で一人暮らしをする天才中学生。人恋しくなった彼は、思いあまって女性型ロボット「まりこ」を製作してしまう。だが完成した「まりこ」の、いちいち妙にリアルな反応に、日出来はドギマギするばかりであった。』

 ヤンキーマンガで有名な作者ですが、これは「コンポラキッド」的なSFコメディ路線。ちゃんと胸を開いてメカを見せたり、と頑張ってます。
 この作品も昔読んで以来、八方手を尽くして探していたんですが、結局怪しい時期、怪しい掲載誌(マガジン系という事は覚えていた)をローラー作戦で潰していった結果ようやく発見した次第でして、いや長かった…。それにしても停滞していた調査が一気に終わったのは、国会図書館の制度変更の恩恵ですなー。リスト入りです。


 はやま優「とらぶるチェンジリング」は少年マガジンSPECIAL 86年9月号掲載の短編コメディ。

 『マッドサイエンチストを父に持つ女子高生、朱里。さる大金持ちから極秘の依頼を受けた父は、本人には内緒で朱里そっくりのレプリカ・アンドロイドを製作していた。だがそのアンドロイドの真の使用目的は、父にも知らされていないものだった。そして本物の朱里はある犯罪に巻き込まれ、誘拐されてしまう…』

 レプリカ朱里さんを当該キャラとして、リスト入りです。外部アーマー装備で遠距離攻撃力と飛行機能が付与されます。

 

  
 よしはら健「格闘野郎ヴィ〜最後の大泥棒〜」は、少年マガジンSPECIAL 92年7月増刊号、8月増刊号にそれぞれ前後編が掲載された中編、計126ページ。

 『西暦2085年。人間の仕事を代行するロボット「サーバント」の普及によって空前の豊かさを手に入れた人類。だが「最後の大泥棒」ヴィはそんな世の中に反逆するかのように、生きる意味を確かめるように、今日も盗みを繰り返す。ある日、事故に巻き込まれ漂着したある惑星で、彼は「サーバント」達の村に命を救われる。そして彼等の話から巨大な陰謀の匂いを嗅ぎとった彼は…』

 メインヒロインは人間ですが、アシスタントのマリアさんをはじめとして端役としてちょこちょこと女性形サーバントが登場します。リスト入り。


 という事で、前回のジャンプ特集に引き続き今回はマガジン特集といった趣ですな。まだちょっとありますが、それは次回以降に。


小説。
 以前コミック版を紹介してからすっかり忘れていた小説版(っていうか原作か)「スターウォーズ 帝国の影(上・下)」(竹書房文庫)を読了。正直、コミック版での女性型殺人ドロイド・グリさんは碌な活躍もしないお飾りキャラだった事もあって、つい後回しになっていたのですが…イヤ正直すまんかったというか、これイイですなあ。ストーリーの全面に立って活躍するし、結構微エロな描写もあるし。
 特にこー、人間の振りをして潜入、虐殺の限りを尽くすよーなロボ娘さんが好きとかいう向き(例:略)にはお勧めですね。後に繋がりそうな退場の仕方が気になったのですが、実際この後のエピソードも独自に出番があるらしいので引き続き追跡調査をせんとする所存です。リスト入り。…N64のゲーム版はどうなんでしょうなあ。


 もう1タイトル。
 佐治芳彦「最終戦争・銀河大戦編」(経済界 タツの本)、全3巻。石橋莞爾論から始まった仮想戦記物が、どう言う訳か汎銀河をめぐる一大SF戦記に。あんまりポリティクスっぽさは無いです。

 『第3次世界大戦終結からさらに未来。人類は太陽系に大帝国を築き上げていたが、その影には空前絶後の超高性能アンドロイド、イチローと、その分身とも言える女性型アンドロイド、トモコの存在があった。外太陽系に版図を広げた人類が、否応なく全銀河規模の異星人同士の勢力争いに巻き込まれていく中、2体のアンドロイドたちが取った道とは…』

 という訳で、アンドロイドを狂言廻しにしたSF歴史物という感じでしょうか。初の完全自律思考型女性アンドロイドにして初の有人外太陽系宇宙船の船長であるアゼンス・トモコさんを対象キャラとしてリスト入りです。1巻ではラストに僅かに登場しているだけ、2巻もほとんど本編には絡まない(しかも何故か名前がヨシコになってるんですけど…初版だけ?)ので、本格的な登場は第3巻のみです。直截なメカ描写などは殆どありませんが、悠久の時を人類を見守る存在として過ごすロボット、というのも、ひとつロマンですよね。


ビデオ。
アメージング・ゾーン 特撮短編集」(コロンビア)は、文字通り8話からなる特撮/アニメーションのオムニバス。85年作品て事で、若き日のダン・テイラーなんかも参加してますね。
で、うち第7話「宇宙囚人の愛」が対象タイトル。

 『宇宙船で裁判所へと護送されている囚人の男。その宇宙船のパイロットの女。宇宙船を襲う様々なトラブルを力を合わせて切り抜けて行くうち、いつしか二人の間には心の交流が育まれていった。だが男がふと、ある事実に気付いてしまった事でこの関係にも破滅が訪れる。しかし、それらは最初から全て、ある目的のため仕組まれていた事だったのだ…』

 トワイライトゾーンとかアウターリミッツとか、そういった雰囲気の1編です。(以下ネタばれにつき白抜きで)この女性パイロットは、実は囚人に更正の余地があるかどうかを検証するため、あえて過酷な状況に追い込むために用意されたアンドロイド(明確な説明はないんですが、まあ多分)だった、というオチで、男によって顔面が滅茶苦茶に破壊された後、そのまま何事も無かったかの様に立ち上がり、裁判官に報告に向かう所なんかが良い感じ。
 というわけで一応リスト入りです。



買ったものとか


コミックス
たなか友基(原作:ニトロプラス)「機神咆哮デモンベイン」(角川書店コミックスエース)1巻。…改めて読み直しても本編にエルザさんの出番は無し…。おまけの告知マンガにはSDキャラで登場しているものの、どう扱ったものですかねえ。ま一応リストに入れておきますです。

周辺ジャンルとしては、やぎさわ景一「ロボこみ」2巻、有賀ヒトシ「アイアンジョーカーズ」2巻(完結)(共に秋田書店 チャンピオンコミックス)も。


雑誌。

「ザ・スニーカー」12月号。仁木健「Add  機械仕掛けのホムンクルス」(イラスト:椋本夏夜)は、12月1日にスニーカー文庫から発売される同名文庫本のプレビュー掲載。

『隕石がもたらした奇病によって人口の過半を失った近未来の地球。失ったマンパワーを「機工人」と呼ばれるロボットを造り出し購う事により復興はなされたが、それは世界を機工人を人権あるヒトとして認める勢力と、認めない勢力に二分する事にもなった。そんな時代、半身を機械に置き換えている少年コウは、その能力を生かし臨時雇いの特殊工作員として活動していた…』

 というようにロボ娘さん登場には全く困らなそうな設定ですが、差しあたってはコウのメインテナンス担当、そして四肢のパーツに互換性がある事から予備パーツ倉庫代わり(!)としてコンビを組んでいる、アシスタント機工人のミナさんを対象としてリスト入りです。やや、なかなかにそそる設定ですよ!?本編の発売が楽しみです。

 他、沖方丁にイラスト島田フミカネ、という組み合わせでの新連載、「オイレン・シュピーゲル」は美少女サイボーグもの。


「メガミマガジン クリエイターズ」vol.2。昨今ロボ関係での活躍も目立つ駒都えーじ氏のイラストギャラリーは、「コミックTENMA」の表紙も多数収録。やはりロボ娘率高め。


「もえよん」12月号。「ぴるぴる!」は毎回何だか凄いなぁ…じゃなくて、あどべんちゃら「妹はアンドロイド」。…タイトル…まぁいいか…。いきなり押し掛けてきた見ず知らずの妹は実はロボだった!という素晴らしい設定。今回は読み切りですが、反応次第では連載になるとかで、出すか!アンケート。結構イイ性格とロケットパンチを装備した、目下名無しの妹ロボさんを対象にリスト入りです。また当該号では読者投稿4コマで「メイドロボは先生!?」も掲載されており、いやもう色んなもんがロボットですな!重ね重ね素晴らしい。


「ヤングアニマルあいらんど」no.2、中島零「To Heart 2」は、同名ゲームとのタイアップによるコミカライズ。なんですが、ゲーム本体がだだ遅れしてるんで結構な先行公開になっちゃうかも…。
 肝となるメイドロボといえば、文化祭の出し物として展示されているパネル写真にちろりとHM系列っぽいのが写っている程度の物でしたが、前作と地続きでメイドロボが当たり前に存在する世界である、とわざわざ宣言している事の意味はあるに違いない…と思います。だといいなぁ。
 それより気になるのは「委員長」こと小牧愛佳さん。既に発表されているゲーム画面でも、マルチの充電シーンと同じ構図、同じポーズで昼寝している場面があるんですが、このマンガ版でも、重い荷物を持って階段でこけるシーンや「なでなで」に過剰反応する所など、かなり意図的にマルチっぽいキャラにしてますね。その真意は一体何辺にあるのやら…。「実は昔、マルチのパーソナリティのモデルになった」辺りが穏当な(1作目の裏設定とは整合性に欠けますが)所ですけども。…いやしかし…でもなぁ…いやいや。いや勿論そうあっては欲しいがそれは。

 ま、とりあえず買う事は買いますんで、ともかく本編を早く出して下さい。
 


「ビッグコミックオリジナル」vol.22、浦沢直樹「PLUTO」。良く見るとエプシロンの一部と思しき映像が映ってますね。人間型・長髪・細い顎・狭い肩…女性型の可能性は充分ある、と思えるんですが、何せ極端にホモソーシャルな世界観ですから(笑)。まあ希望は捨てずに生きていこうと思います。


他、「まんがタイムきららMAX」12月号、蒼馬みずき「中華彼女」。


小説。

三雲岳斗「道士さまにおねがい」(メディアワークス 電撃文庫)は、「道士さまといっしょ」の続編。勿論、今作にもEEアルバさんが登場します。っていうか一段とバカ小説度がアップしてますよ?っていうかこれで完結なんですか!?うわ、勿体無えー。もうちょっと読みたかったなぁ…せめて、女性型エレメントエンジンがもう一振りなりと出るまで。リストには「道士さま」シリーズでまとめておきます。


 インディーズ。


 「ubiquity」は、ドジで一生懸命なメイドロボ「UMH-12X/I型 ユニス」と、主人公「ヒロヨシ」ちゃんの交流とその顛末を描く自主映画。…どこかで聞いたような。
 というわけで何かちょっと公式で騒ぎになってますね(笑)。リーフが非営利目的の2次創作に対しては非常に寛大だ、という事を知っていれば何て事はないと思うんですが、なまじ原作が「To Heart」の2次創作だと言う事を前面に出していないのが仇になった感もありますな。…いやでも、自主映画の基本にはこういったパスティーシュがあると思うんですがねぇ。仮面ライダーとかブルース・リーとかスター・ウォーズとかキル・ビル(笑)とか。コンシューマ側が著作権や著作隣接権に理解を示し過ぎるのもちょっとアレな感じですな。
 ともあれこんな事態に負けずにちゃんと完成させて下さいね。



アダルト。


コミック。
 「メイドロイド雪之丞」は3巻。描き下ろし付き…だけど人間はいい人間は!ロボを映せ!


雑誌。
「パソコンパラダイス」「PCエンジェル」各12月号。
「すずり先生と26個のエッチなオッパイ」(ハートブリガン)…その単刀直入すぎるタイトルや良し。そして何より原画が さあぺんと氏という事で、やっぱり今作もでますよアーメロイド。雪華さん、ですか。期待を裏切りませんな。タイトルからも判る通り最低14人は攻略可能ヒロインがいそうなので、ややボリュームの面で心配はあるんですが、せめて「みんなでニャンニャン」の小星さんレベルのロボ描写があるといいなあ…。11/26発売予定。次回更新時にはもう買ってるかな…


 ライアーソフトの新作、「SEVEN BRIDGE」は企画原案・是空めてお、原画・中村哲也の「腐り姫」コンビによる新作。キャプションはないものの、イメージボードにはイイ感じに壊れたロボ娘(っぽい)キャラのイラストが…!公式ページに名前だけ上がっている「恋する人形」こと"恋する”ステラさん、だと思われますがさて。「ぶるまー2000」「ねこねこマシン」と、個人的にはロボキャラ扱いの好きなメーカーだけに期待したいところです。今冬発売予定。ちゃんとバグ取ってから出して下さいね?


 他、「アリスの館7」(アリスソフト)収録の「Dungeons&Dolls」は、成長する女性型人工生命体Dollを使役するダンジョン探索RPG、との事で気にはなるタイトル。でも造ったのが「化学者」という時点で…



他、「コミックキャンドール」12月号は「メイドロイド雪之丞」掲載号。だから人間はいいからロボを映さんか!


DVD。
 「AI-BOT/可愛あみん」(プレステージ/アンド)。男主観カメラで終始一貫している事も含めて「僕、専用」似の1作。ラストは憎むべきいつものアレ、と思わせておいて世の中そんなに都合良くはいかないよ、というオチで良かった良かった…いやあまり良くもないんですけど。イントロ部は少し雰囲気が出ているものの、ロボ度は総じて低め。うーん。とまれリスト入りです。


 「僕、専用。17号 USAGI」(ゴーゴーズ)…ってうわ!前作のネタ引っ張るのかよ!今作は、時系列的には前作以前の話で、テロを未然に防ぐために主謀者と目される男の元に送り込まれた特殊工作用メイドロボさんが主人公。通常のメイドより身体能力が強化されていたり、特殊機能を装備していたりと、お話や設定には個人に大変そそられるモノはあるものの、やっぱりやってることはいつもと同じというのが…(笑)。せっかくいつもと毛色の違うメイドさんなんだからもーちょっとこー、見せ方を工夫して頂きかった所。


 ちょっとの間、私事で留守勝ちになりそうです。メールや掲示板のお返事が遅れる事もありましょうが、よく考えてみたらそれは平時でもそうだなよなぁ、と思ってご了承くださいませ。
 ではでは。



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